H-Madoka World
学会発表
働き方指南を目的とした生体情報の解析
映像情報メディア学会 2022-02-12 映情学技報, vol. 46, no. 4,
ME2022-5, pp. 17-20
記憶型学習に対する性格の影響度評価
2023年電子情報通信学会 総合大会
ISS特別企画「ジュニア&学生ポスターセッション」 2023-3-8
優秀ポスター賞受賞
学校HP記事:
電子情報通信学会 ジュニア会員紹介ページ:
学習推薦システムにおける性格潜在因子の適合評価
第31回インテリジェント・システム・シンポジウム FAN 2023 in Fukuoka 2023-09-08
Assessing personality factors for recommendation systems
of learning method
The 28th International Conference on Technologies and Applications of Artificial Intelligence (TAAI) 2023-12-1,2
製作物、研究内容
本科4年 創造実習 「睡眠監視時計」
4年時の創造実習睡眠監視時計を製作した。睡眠監視時計とはカメラや心拍センサを用いて睡眠の質を測定し、ライトや音声で目覚めのよい起床ができるような
目覚まし時計である。
私はその中でもM5stickCを用いて睡眠時の心拍数と寝返りの回数を測定する装置を製作した。
心拍センサとM5stickCに内蔵された加速度センサを用いて実際に睡眠時の心拍数と寝返りの回数を測定した。
面白いことに約90分間毎に寝返りや心拍数の増加が見られた。睡眠には脳が
働いているレム睡眠と脳が眠るノンレム睡眠があり、その2つは90~120分間隔で変わっている。
その変化がこの装置でも測定することができた。
本科5年 卒業研究 「性格テストと精神作業検査による学習適性の解析」
学習適性を個人差で解析することを目標とした研究。個人差を分類することから
開始して、それぞれの個性を持ったグループごとに作業能力の評価を試みた。
個性の評価にはYG性格検査を適用してその性格特性が似通ったグループを
作成した。
また、精神作業検査の一つであるクレペリン検査を用いて学習者の計算能力を把握し、個人差との関連性を導き出した。
専攻科1年 特別研究Ⅰ 「性格に基づく学習支援・推薦システムの検討」
COVID-19の蔓延に伴い自主学習が重要となり、苦手な学生への支援が必要
となった。教材推薦等では自主学習に苦手意識を持つ学生は自主的に勉強することができずに学力向上には繋がらない。そこで
学習方法そのものを推薦するシステムの構築を目標とした。また、体調などに比べ変化しにくい性格に基づいて学習方法を推薦するシステムを構築する。
特別研究Ⅰでは性格と学習能力の関連性について研究した。本科5年時の研究に
引き続き、記憶能力を測定し、性格との関連性を研究した。
また記憶テストの結果に対し、因子分析を行うことにより、隠れた能力(集中力
など)を推察した。
専攻科2年 特別研究Ⅱ 「性格に基づく学習支援インターフェースの検討」
COVID-19 の感染が拡大した以後、授業や課題の形態が大きく変化し,学生が
自主的に学習を行う機会が多くなっている。しかしながら、自主学習は個人に
よって得意不得意が大きく異なっており、学習能力に応じた教材が与えられても
苦手な学生は自力で勉強を進めることが困難である。したがって、性格に基づいて個人別に勉強方法を形式化することで、より個人に適した自主学習の方法を推薦・提案することが可能なインターフェースの開発を行った。
基本的な要素は昨年度までの研究成果を用い、実際に勉強方法の推薦システムを
構築することで性格に基づいて勉強方法を推薦した方がより個人の好みに近く、
能力を向上させやすい方法を提案できることを明らかにした。